2018-2019 受賞者インタビュー

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Sara Crochet

アメリカ合衆国

動画部門 金賞

ー ニコンフォトコンテストに応募したきっかけは何ですか?応募に至るまでのストーリーや苦労を教えてください。

9歳の頃から、私にとってニコンは常にお気に入りのブランドでした。幼少時代から今に至るまで、私は写真のすべてをニコンのカメラから教わりました。SNSでフォローしていたニコンの記事を読んでいたある日、ニコンフォトコンテスト 2018-2019 の告知が目に飛び込んできました。悩むこと数日間、勇気を振り絞って作品を応募しました。ちょうど新しい年を迎えたばかりで、何かに挑戦しようと自分自身に誓ったところでした。まさに挑戦でした。応募したことはだれにも明かさずにいたこともあり、金賞の受賞を知らせるメールを受け取ったときの衝撃は相当なものでした。夢ではないかと疑ったほどです。ニコンフォトコンテスト から正式な発表があり、初めてこの素晴らしい出来事を周りの人たちに報告しました。願いは叶いました!私にとって人生で一番素晴らしい、夢のような瞬間でした。

ー 受賞作品を撮った時のエピソードを教えてください。

応募した “Exulansis” の制作過程で私が満足している点は、この作品の撮影―編集―楽曲までを26時間で行った点です。この作品の登場人物は、女優であり友人でもある Kamilleです。私の頭の中にあった構想を前もって何度も何度も話していたので、彼女は私が求めているトーンを熟知していました。当日になって彼女を呼び出し、すぐに撮影を開始しました。かつて学んだ大学のキャンパス内にあるバスルームを使用して撮影を行ったのですが、途中で追い出されてしまいました。別の撮影場所に移ることになり、その場でエンディングを変更しなくてはなりませんでした。自宅に戻り、彼女に見守られながら動画の編集を行いました。並行して楽曲に取り組んでくれたのは、ボーイフレンドのJoshです。三人で力を合わせて作品を完成させることができました。

ー 受賞後、ご自身のキャリアなどに変化はありましたか。

受賞が私の人生にもたらした最も大きな変化は、自分を受け入れることができるようになったこと、そして自分自身をアーティストと呼ぶことができるようになったことです。以前の私は、街の美術館でフルタイムで働いていましたが、今ではその仕事を辞めて、フリーランスのフォトグラファー/ビデオグラファーとして生計を立てることができています!ニコンフォトコンテストで賞を受賞するまでは、地元でも私がフォトグラファー/ビデオグラファーであることを知る人はいませんでした。そのため、受賞のニュースにだれもが驚きました。
今は隔離生活のため、思うように撮影が進んでいません。代わりに、クラフトなどを学んで自由に創作活動をしています。ニコンによって私は真の自分に気づき、一人のアーティスト、そしてビデオグラファーとしての可能性を認識することができました。このような経験ができたことに対し、今後もずっと感謝の気持ちを忘れることはないでしょう。私は生まれ変わり、創作活動に心を躍らせる日々を過ごしています。
ニコンフォトコンテスト 2018-2019 のグランプリ受賞者である Sara De Antonio Feu 氏とは東京で出会い、今では親友として連絡を取り合っています。昨年11月には、バルセロナで開催された Nikon–NOOR Academy Masterclass に参加し、共に学びました。生涯の友との縁をつないでいただいたニコンには、感謝の気持ちでいっぱいです。これから先も、私たち二人が共にニコンから学び、ニコンとお仕事ができることを祈っています。

ー 最近の活動について教えてください。

ルイジアナ州では、自宅から出ることはあまり許されず、外での活動ができない日々が続きます。私は家の中で友人の写真を撮影したり、短編動画を作成したり、身体を動かすためにダンスをしたりして過ごしています。また、少しでも減収をカバーするために、フリンジ付きのお洒落なマスクを作って販売しています!
パンデミック初期の頃に撮り始めたシリーズがいくつかあります。一つは、距離の確保が求められる中にも存在する人と人との繋がりに焦点を当てたシリーズ。もう一つは、このような慣れない状況下で安心感を与えてくれる表現や境界線を彷彿とさせるもの。不安感をやわらげ、強い気持ちにさせてくれるセラピー(癒し)をクリエイティブに表現した作品もあります。

ー 応募者へメッセージをお願いします。

恐れることなく、自分の心に最も近いと感じる作品を応募することです。勇気をもって、作品を披露してみてください。常に自信を持ってやってみましょう。損することなど何もありません!

ー あなたにとって「写真を撮る/動画を撮る」とはどういう意味を持っていますか。

私にとって写真や動画を撮影することはセラピー(癒し)です。言葉で語るのではなく、見せることで自らの感情を表現しています。撮影を通じて、恐れる気持ちをやわらげ、不安を解消することができます。 私は、出会った人には必ず「カメラを手に取って撮影してみること」をお勧めしています。気持ちや感情を芸術的に表現するのも良いですし、単に記憶に残すために写真を撮るのも良いと思います。写真は魅力ある瞬間を切り取り、永久に保存してくれます。

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