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これは、秋のメロディーの物語です。彼の個人的な人生、彼自身の秘密と共に、その人生のすべてを、一緒に過ごしてきた年老いたカップルの物語です。また、これは、小さなアパートに住み、昔のお祭りの衣装を大事にしながら、現在の生活の中の様々な思い出の品物を大切にしながら暮らす移民の人たちの物語でもあります。そして、それは、また、威厳を持って、清貧な生活を送っている人々の物語でもあります。
そして、この物語は、微笑みと哀しみの両方を持っている物語でもあります。
この作品の中で、（彼らがかぶっている透明の）球体は、お互いもしくは社会からの断絶のメタファーです。この物語は、私自身にとって、非常に気に入っている作品でもあり、大切なものでもあります。それと同時に、私の心の奥深くの感動を呼び起こすものでもあります。ですから、この作品が、このすばらしいコンテストにおいて受賞をすることができたことを、非常に嬉しく思っています。