Nikon Photo Contest 2014-2015

カテゴリーD 自由テーマ、組み写真:3位

告白された虚無

Khahshayar Rahimi

イラン

コメント

私たちは皆心の内にこのような空虚を宿しています。自分たちは何も考えていないのだと悟るあの瞬間。何を探すわけでもなく、暗闇の奥へと身を投げ彷徨います。本組写真が、このような時間をうまく再現できていることを願います。
色々な場所や状況で撮影されていますが、主にテヘラン芸術大学で撮影され、被写体の多くは芸大生です。この大学とその生徒は様々な面でとても興味深いですが、彼らを選んだ主な理由は彼らの大半がこの大学に合格後、借金を抱え、落ち込んでいる状況にあるということです。入学することが一番の目的と考えていた彼らには、ここにきて前途が見えません。テヘラン芸術大学の学生として、このような例を沢山見てきたので、「空虚」という私のアイデアと彼らの自分たちの教育に対する視点を混ぜ合わせました。

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